Transit NXTを使用した作業をする機会がありました。
これまでCATツールは色々と使って仕事をしてきましたが、Transitを使うのは初めてです。
詳しい紹介は、使いこなしている翻訳者さんにお任せするとして、ここではほんのちょっとだけの紹介にしておきます。

Transit NXTの入手

Transit NXTはSTAR Groupのソフトウェアです。日本ではシュタールジャパンが販売しています。
で、価格はWebサイトに価格表がありますが、フリーランス向けの安いものでも結構な値段になります。
(サイトへのリンクは2012/9/2現在)
これでは、元を取れるかどうか不安になっちゃいますよね。
でも何故か本社のサイトには3か月単位で購入可能なバージョンがあったりします。
これだと、必要な期間の分だけで済むという利点があります。

今回は短期の案件でしたので、最短の3か月バージョンを購入(実際はエージェント払い)。
75ユーロでした。ユーロ安もあってかなりお得。

UIもちゃんとローカライズされていました。
ただ、ヘルプは英語のままで、日本語マニュアルもありません。
日本のサイトでちょっとしたFAQ、インストール時の注意事項(PDF)を提供しています。

どうしてどのCATもちゃんとマニュアルを作らないんでしょうかねぇ。
値段もそこそこするのに…

画面の紹介

基本的な作業画面はつぎのような感じです。
各ペインは配置を変えたり、非表示にすることもできます。

Capu01

  1. ファイルナビゲーション:プロジェクト内のファイルをツリー表示します。固定表示することも可能ですが、自動的に隠すこともできます。
  2. ソースウィンドウ:原文を表示します。
  3. ターゲットウィンドウ:訳文を表示します。ここでエディットします。
  4. メモウィンドウ:選択したセグメントのプロパティを表示します。
  5. 辞書ウィンドウ:用語が表示されます。
  6. マークアップ:選択したセグメント内のタグを表示します。
  7. ソースファジーウィンドウ:ファジーマッチが表示されます。ターゲットファジーもあります。
  8. リソースバー:ユーザーロール、参照資料、辞書など

その他:右端にプレビュー用のタブ、最下部にステータスバーがあります。

原文と訳文を上下に並べた場合、次のようになります。

Capu02

上部にあるメニューを選択すると、MS-Office2007以降のリボンのような、次の各リボンが表示されます。

【プロジェクト】

Capu03

【統計情報】

Capu04

【検索】

Capu05

【プロセス】

Capu06

【レビュー】

Capu07

【マッチ】

Capu08

【用語集】

Capu09

【アラインメント】

Capu010

【ビュー】

Capu011

【ウィンドウ】

Capu012

これらのリボンを見ただけでも、多機能なツールであることが分かると思います。

【デュアル検索】

このメモリ検索機能は面白いと思います。ソースだけやターゲットだけの検索も両方の検索もできます。

Capu013

【検索/置換】

通常の検索機能です。正規表現もちゃんと使えます。

Capu014

雑感

使っているPCのパワー不足のせいか画面描画が遅く感じられます。
日本語入力など、この手のツールにありがちな問題以外、特に問題はありませんでした。
個人的には、「癖のあるツール」という感じですが。ポイントさえ掴んでしまえば、それほど操作は難しくないと思います。

わずか3か月程度ですし、一部の機能しか使っていないので、使い慣れるとまた違った感じになるはずです。
他のツールに比べて柔軟性が高く、意外と細かい部分まで行き届いています。

最後に

ここでは基本的な画面を紹介するだけにしましたが、雰囲気は伝わりましたか?
実際に使ってみないことには分からない点も多く、ユーザーガイドも見やすいものとは言えませんが、決して使いにくいツールではありません。
こんな感じのツールだよ、と見た目だけでも伝われば幸いです。

以上、こんなの使ったよ~、という報告でした。

では、また。

Transit NXTを使ってみた

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