ずいぶんと値の下がったRAMメモリーですが、最近は安定してきたようですね。
私がパソコンを始めたころのメモリーなんて、もう雀の涙どころか蟻の涙ほどのサイズで今のノートくらい買えそうな値段だったものです。とても買えないので、せっせとメモリーを節約しながら、動かしていました。
今はたいていの人が大容量のメモリを載せていると思います。
制限はあるにせよ、できるだけ載せてしまった方が気分的にも良いようです。
でも、残念なことにどれだけメモリーを増やそうと、
あれこれ細かに設定しても、
「メモリー不足」のエラーはゴ○ブキのようにやって来ます。
原因はいろいろと考えられますが、一番に考えられることは
メモリーが断片化(フラグメンテーション)している
ということです。ハードディスクと同じようにRAMメモリも断片化します。さらに、使用しているアプリケーションがきちんとメモリを解放しないために、メモリー上にプログラムのゴミが残ったままになることもよくあります。IT専門の人には説明不要だと思いますが…
これは、Windowsだけでなく、どのOSでも避けられないことです。
私だけでなく、多くの翻訳者さんは作業時にいくつものソフトウェアを起動していることと思います。
Tradosのようなアプリケーションやブラウザなどは使用時間の経過とともにメモリーを食いつぶし、徐々にシステムを不安定にしていきます(理由の説明は省きます)。
私のシステムでは、メモリーの使用率が70%前後になると確実に不安定になります。
そこで、メモリーの断片化を解消し、メモリーの空きを増やすソフトを使用しています。
どちらもWindows7(64bit)で使用可能です。他にも統合ツールに組み込まれているものもあります。
休憩がてらにメモリーを掃除するようにしてから、ずいぶんとエラーが減りました。それでもどうしようもなくなる場合があります。Tradosの場合、半日も使っていると再起動が必要になることがよくあります。
また、Windowsの場合、システムリソース(USERとGDI)が不足してしまうと何ともしようがありません。
これは、メモリーをいくら増設しても解消できません。
そうなってしまった場合は、おとなしくPCを再起動させましょう。多分、人もPCも休憩が必要になったサインです。
と、まあ、本当に小ネタでした。
ちなみに、タスクトレイに常駐する猫アイコンが可愛いので、メモリの掃除屋さんを使用しています。
では、また。