日本翻訳連盟(JTF)主催の翻訳祭が11月29日に開催されます。今回、トラック1セッション2のパネルディスカッション「使われないツールの使い方 ― 十人十色のツール論」にパネリストの1人として登壇いたします。すでにお知らせしているように、前日には翻訳勉強会「十人十色」の前夜祭に登壇して翻訳支援ツールについての話をします。このパネルディスカッションでは、さらに4人の翻訳者がツールについて議論します。4人ともいくつもの翻訳支援ツールを10年以上使ってきた翻訳者ですので、これまでのツールの話とは異なる面白い議論になると思います。

翻訳支援ツールについてはこれまでもさまざまな議論がありました。ツールの使用を前提する案件が増え、機械翻訳が実現しつつある業界の現状を考えると、いま一度翻訳支援ツールについて議論する必要があると思われます。問題はどこにあるのかをきちんと見据えた上で、翻訳支援ツールとどう向き合うべきなのかを考えなければなりません。今回の前夜祭と翻訳祭がツールに使われる翻訳者からツールを使いこなす翻訳者になるためのスタート地点となるように、しっかりと話し合いたいと思います。

前夜祭も併せてよろしくお願いいたします。

では、また。

【告知】翻訳祭2016に登壇します
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