導入は簡単に終わるはずだった


今回はSSD導入の話の続きです。

メインPCでシステムの入ったドライブを交換するわけですから、なるべく時間をかけず同じ環境を維持したいということで、CドライブをSSDにコピーする(クローンを作る)ことにしました。OSやアプリケーションを再インストールする手間を省くことができます。

まずは、移行の準備を。

大切なデータや設定はバックアップを取り、不要なファイルはできる限り削除しておきます。現在使用しているCドライブ(391GB)>導入するSSD(256GB)ですので、ディスクの使用状況を確認して、場所を占拠しているlogファイルやtempファイルなどは徹底的に削除します。通常のツールでは削除されないものがありますので、手動での削除が必要です。ちなみに、最も場所を取っていたファイルはTrados Studioのログファイルでした。

Trados Studio を使用している方は一度確認してみてはいかがでしょうか。場所は
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\SDL\SDL Trados Studio\11.0.0.0
です。(2009は「9.1.0.0」、2011は「10.0.0.0」。あくまでも、私の環境においてですが)
ファイルはテキストエディタで開くことができます。ただし、安易に編集したり削除したりしないように、注意してください。結構場所を取るので、どこか別の場所に作成/保存するように設定できないのかなぁ…

Cドライブをダイエットして、デフラグをかけ、すっきりしたところで作業を開始します。

現在使用しているCドライブは1GのHDDを複数のパーティションに分けたものですので、単純に「ディスクのクローン」を作成することができません。ネットで調べた所、パーティションのクローンを作成するフリーソフトがあるらしく、そのソフトウェアをダウンロードして、早速使ってみました。20分ほどかけて、クローンが作成されました。が、「システムで予約済み」という領域が100MBだったものが40GBほどになってしまいました。ただでさえサイズが小さいSSDなのに40GBも無駄に使われたら堪ったもんじゃないと、やり直すことに。

使用したソフトウェアではサイズを手動で変更できないため、調べた所、SSDに付いてきたソフトウェアでできるとのこと。ネットでの情報が古かったか… と、気を取り直して付属のソフトでやり直し、綺麗にクローンができたことを確認して、次のような設定をしました。

  • ライブラリ(ドキュメント等)は別のドライブに設定する
  • 環境変数を設定(Tempを別ドライブに)
  • 仮想メモリを使用しない(RAMを多く積んでいる場合)
  • 自動デフラグをオフに

など、細かく設定しております。

旧HDDをきれいにし満足したところで、翌日からの仕事の準備をしようとTrados Studioを立ち上げたところ…

ええ、その通りです。

非アクティブになっております(号泣)

クローンだからと油断したのが間違いでした。ライセンスはハードウェア情報にリンクしているようですね… Windowsと同じように…

「非アクティブ」にするためにはもう一度HDDに戻らなければなりませんが、すでに消去しております。

仕方なく、SSDから元のHDDにクローンを作成。

HDDから起動して、なんとかライセンスを非アクティブにし、再度SSDから起動してアクティブ化しました。

まったく、どれだけ時間を無駄にしたことか…

教訓:Tradosのライセンスに油断は禁物

素直にやれば簡単に換装できるはずでした、あれこれ変わったことをしようとするとトラブルも起きます。

無事にSSDの換装も済み、起動が速くなったことをベンチマークで確認してみます。

Windows エクスペリエンス インデックスではどの程度早くなったのかわかりにくいので、ベンチマークアプリケーションを使用しました。

まずは換装前の通常使用時のHDD

メンテナンス前のHDD ベンチマーク

不要なファイルを減らし、デフラグなどメンテナンスをした後

メンテナンス後のHDD ベンチマーク

わずかばかりですが速くなります。メンテナンスは大事ですね。

導入直後のSSD(196GBとなっていますが、最初にクローンを作成した時のものです)

導入直後のSSD

設定などが完了した最終的なスコア。

設定後のSSD

空き領域などが異なるため、前のスコアに比べて低下しています。環境に左右されるようですが、HDDに比べても十分速いことがわかります。カタログのデータに比べ、かなりWrite速度が遅いのですが、安価なSSDということもあり、このくらいで十分かなと思っています。また、あれこれと調整する予定です。

今のところ、PCやアプリケーションの起動時に最も速さを体感できています。ファイルアクセスの多いTradosでの作業や全文検索の速度が上がることを期待しています。

大量のRAMとSSD、HDDを上手く使い分けることができれば快適になると思います。

余裕(予算)ができたらノートブックもSSDに換装したいところです。

その時は、Tradosのライセンスによ~く注意したいと思います。

では、また。

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