以前、Eメールに添付するファイルは、Zipなどで圧縮して添付するのが普通でした。
多くのファイルを1つにまとめて送ったり、制限以下のサイズに圧縮するなど、圧縮する理由はさまざまです。
最近はネットワーク環境やPC性能が向上したせいでしょうか、そのままのファイルを直接受け取ることが多くなりました。
で、送られてきたWordファイルをHDDに保存して開こうとすると、次のダイアログボックスが現われて、エラーになることがあります。
最初はファイルが破損しているのかも、と疑ったのですが、そうでもありません。
エラーメッセージには
- アクセス権がない
- 空き容量が不足
- テキストが破損している
と、3つの可能性を指摘していますが、2と3は該当しないと分かっているので、1のアクセス権が問題のように思われます。
最初はこのメッセージからユーザーアカウント制御関連かと思っていました。
アクセス権を確認しましたが、Administratorのアカウントなので、当然アクセス権は所有しているはずです。
それで、該当ファイルのプロパティを見てみると、次のようになっています。
赤で囲んだ部分に注目。
要するに、保存した添付ファイルのアクセスがブロックされた状態であったようです。
セキュリティの関係上、添付ファイルを保存する際にファイルのアクセスがブロックされるようになっている訳です。
[ブロックの解除] をクリックして、アクセスできる状態にします。
これで、エラーもなく開けるようになりました。
また、Excelファイルの場合、ファイルを開くことができても、ツールバーの下に次のようなバーが表示されます。
[編集を有効にする] をクリックして保存すれば、二度と表示されなくなります。
これもWordの場合と同じように、ファイルのプロパティからもブロック解除できます。
と、まあ大したことのないネタですが、時々このブロックの解除をせずにファイルを開こうとしてムキーってなることがあります。
まるでトラップみたいな機能ですが、セキュリティ的には有効なのかもしれません。
レジストリを弄って、この機能を無効にする手もあるようですが、そこまでする必要もなし…
ただ、何度も何度もこの単純なトラップに引っ掛かるので、ムキーっとなって書いてみました。
いつまでも学習できないサル状態です。
久しぶりの更新ですが、もう少し役立ちそうなことを書かないとねぇ。
では、また。